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インデックス投資:「つまらない」と思う前に知っておくべきメリット

naoki0517

はじめに

「インデックス投資はつまらない」、そういう声を耳にすることがあります。

私自身インデックス投資を11年やっているので気持ちは分かります。

でも私はインデックス投資を続けています。

なぜならそれだけ魅力のある投資方法だからです。

この記事では、つまらないと感じる理由の考察とともに、それでもインデックス投資を続けた方がよい理由を説明していきます。

第一章 インデックス投資がつまらなく感じる理由

この章ではインデックス投資がなぜつまらなく感じる考察します。

主に下記3つが理由となります。

①淡々としすぎている。

インデックス投資は、ある指標(インデックス)に連動することを目標に運用します。

なので、銘柄選択を自分ですることはありません。基本的には毎月同じ額を積立投資します。そこには自分の考えをはさむ余地はありません。

つまり淡々と買います。

よって刺激が少なく物足りなく感じる人がいるのでしょう。

②良くも悪くも平均点

インデックス投資は市場の平均点を狙う投資方法なので、良くも悪くも平均点の結果しか出せません。

つまりより大きなリターンを狙いたい人には、もどかしさを感じるかもしれません。

③長期的な視点の欠如

インデックス投資は長期的な視点で行う投資です。

基本的には15年以上と長く運用します。

そのため、すぐに結果を出したい人にとっては、気が遠くなるほど長く感じつまらなく思うのでしょう。

以上の理由からインデックス投資はつまらないと感じる人がいます。

第二章 インデックス投資の特性とメリットの再確認

インデックス投資は確かに刺激が少なく、時にはつまらなく感じるかもしれません。

ただ、それでもインデックス投資には数多くのメリットがあります。

この章では、インデック投資の特徴とメリットを紹介していきます。

①インデックス投資とは

インデックス投資とは、特定の市場指数(例: S&P 500、日経平均株価)に連動することを目標とした投資方法です。

②インデックス投資のメリット

次にインデックス投資のメリットを見ていきましょう。

インデックス投資のメリットは下記4つになります。

1.低コスト

インデックスファンドは、アクティブファンドに比べ運用コストが低コストです。

よって、投資家はより多くのリターンを得ることができます。

2.銘柄の透明性と安心感

インデックス投資は、インデックス(日経平均、S&P500など)に連動することを目標としています。

そのためインデックスファンドの銘柄は、目標としているインデックスに準拠しています。

例えば日経平均なら、日経平均の基になる225銘柄を買うことにより、連動を計ります。

つまり、何の銘柄を買うかがはっきりしているので、投資家としては安心材料の一つになります。

3.専門知識不要

インデックス投資は、個別銘柄を自分で選ぶことはしません。

そのため専門的な株の知識がなくても始められます。

4.安定した成績

インデックス投資は長期的な長期的な視点に基づいて行います。

そして市場全体の成長に合わせてインデックス投資も成長していきます。

全世界株式ですと6%~8%で推移しており、長期で見れば右肩上がりの結果となっています。

上記理由からインデックス投資は初心者投資家も含め結果が出しやすい投資方法と言えるでしょう。

第三章 アクティブ投資の魅力とリスク

インデックス投資がつまらないという人は、アクティブ投資をするのでしょう。

この章ではアクティブ投資の魅力とリスクについて語りたいと思います。

①アクティブ投資とは

アクティブ投資とは、市場の平均的なリターンを超えるパフォーマンスを目指して積極的に株式やその他の金融商品を選択し、取引する投資手法です。

②アクティブ投資の魅力とは

アクティブ投資の魅力は下記2つが考えられます。

1.大幅なリターンの可能性

マーケットの平均を超える運用を目指すアクティブ投資。

そのため場合によっては、大幅なリターンを得る可能性があります。

投資の神様と言われるウォーレン・バフェットは、インデックス投資が6~8%の利回りの中、40年近く20%の利回りを叩き出していました。

2.自分で投資先を選べる

アクティブ投資の魅力は、自分で株式銘柄を選べることです。

自分で企業を調べたり、投資戦略を考えたりと自由度が大幅に増します。

それでいて、株価が上がった暁には本当に楽しいでしょう。

③アクティブ投資のリスク

上記のようにアクティブ投資には魅力的な一面もありますが、リスクもあります。

アクティブ投資のリスクは下記3つが考えられます。

1.購入タイミングの難しさ

アクティブ投資は市場の平均を上回るリターンを目標とするため、市場の動向を予測しなければなりません。

しかし、市場の動向を予測するのはかなり難しいです。

なぜなら、市場の動向には経済、政治、国際情勢、自然災害など様々な要因が絡むからです。

そして、投資した後市場が大幅に下落したとき、投資家は大きな損失を被ることになります。

2.高いコスト

アクティブ投資には個人でやる方法もあれば、ファンドに任せる方法もあります。

ただファンドに任せた場合、インデックスファンドに比べコストが高いです。

よってリターンにも影響が出ます。

3.感情による影響

インデックス投資が淡々と行うのとは対照に、アクティブ投資は自分で考え戦略を練り積極的に動きます。

よって市場の動向を常に気にしていなければならず、株価が下がった時などは精神的に負荷を感じるでしょう。

また、売買のタイミングも感情に左右されやすい点が難点です。

理性的な判断ができない可能性があります。

以上の理由から、アクティブ投資は魅力的に映る部分もありますが、リスクも高く投資でリターンを得ようと考えた場合、しっかりとした知識や経験が必要になるでしょう。

初心者が知識もなく行うと大幅に目減りする可能性があるので注意が必要です。

第四章 インデックス投資とアクティブ投資の比較

これまでの章を読んでいただき、インデック投資は淡々としていてつまらない一面もあるが、成果を出すのにはよい投資手法と思えてきたのではないでしょうか。

この章ではインデックス投資とアクティブ投資を比較してみたいと思います。

①長期的なリターンの比較

S&P Dow Jones Indicesの報告書には、過去数十年の統計データによると、インデックス投資の多くは長期的な視点で見ると、アクティブ投資よりも良好な結果を出していると書かれています。

上記結果に関しては他の多くの学術論文でも発表されているので信憑性は高いでしょう。

②低コストのメリット

インデックス投資は、アクティブ投資に比べ運用コストが安いです。

運用コストの安さは投資収益に大きく影響を与えることが研究によって示されています。

よってインデックス投資は投資家に多くの収益をもたらすでしょう。

③リスク管理の効果

インデックス投資は、インデックス(指標)の連動を目標とするので、かなり分散投資します。よってアクティブ投資よりも大分リスクヘッジができるでしょう。

上記3つの視点で考えると、長期的な視点で見たとき、インデックス投資の方がリターンを得やすいのではないでしょうか。

特に普段本業の仕事があり、投資の勉強ができない人には尚更魅力的な選択肢だと思います。

第五章 インデックス投資の未来展望

最後にインデックス投資の今後について考察してこの記事を終わらせたいと思います。

以下3つの理由によりインデックス投資は益々普及していくと考えます。

①情報の普及

今はインターネットやSNSで簡単に情報を得られるようになりました。その中で多くの情報機関や投資家がインデックス投資のメリットを発信しています。

それにより個人投資家がインデックス投資を学ぶ機会が増え、普及していくと考えられます。

②コスト意識の高まり

一昔前まではいかに利回りを出すかが重視されていました。

しかし、ここ近年多くの学術研究によりコストが投資家の利益に多大な影響を与えることが分かってきました。

その結果、投資家のコスト意識は高まり、コストの安いインデックス投資に注目する投資家は増えていくでしょう。

③長期的な成績の評価

こちらは前章でも伝えましたが、長期的な視点に立つと、多くのインデックス投資がアクティブ投資に勝つことが証明されてきました。

その事実を認識する投資家が増えてきているので、今後インデックス投資は益々人気が出るでしょう。

上記3点よりインデックス投資は益々人気が出て普及していくと思われます。

おわりに

インデックス投資は確かに淡白な一面があります。

自分で考えることが無さすぎるからです。

しかし、それはメリットでもあります。

自分の判断が少ないということは、それだけ間違える可能性が減ります。

熟練の知識がなくても、一定のリターンを出せる素晴らしい投資手法です。

感情の浮き沈みもないので、仕事やプライベートも株以外のことに集中できます。

つまらなくても良いではありませんか。

投資の目標は利益を出すことです。

インデックス投資を早く始め、複利の効果を最大限活用し、資産を築いていきましょう。

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なおき
なおき
30代後半のサラリーマンです。 読書や勉強など知的好奇心が強く、常に何かを学んでいたいと思っています。このブログでは僕が学んだことをシェアしていきたいと思っています。
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