【書評】エッセンシャル思考
こんにちは。なおきです。
今回は『エッセンシャル思考』について書評します。
日本でも大ベストセラーになったので、すでに読んでる方も多いかもしれませんが、「エッセンシャル思考」とは「より少なく、しかしより良く」を追及する考え方を述べられた本です。
エッセンシャル思考
著者:グレッグ・マキューン
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どんな人におすすめ
仕事でもプライベートでも両方ともに使える考え方なので、どの人が読んでも得られるものは多いと思いますが、特に下記の人におすすめしたいと思います。
- やることが多くて頭がこんがらがってる人
- 成功しているがゆえに、日々忙しい人
- 時間が足りなくて悩んでいる人
- 効率よくいきたい人
- 最高の結果を出したい人
本の要約・ポイント
非エッセンシャル思考の人は、どのように考えているのでしょうか。
- やらなくては
- どれも大事
- 全部できる
このように考えている人が多いようです。
でもこのような考え方をしていると、結果的に全てが中途半端に終わってします。
エッセンシャル思考の人は、このように考えます。
- 「やらなくては」ではなく「やると決める」
- 「どれも大事」ではなく「大事なものは滅多にない」
- 「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやらない」
エッセンシャル思考は、本当に大事なことだけに絞ります。
それ以外の瑣末ま出来事(ちょっと良い、とても良いも含む)は全部無視です。
本当に必要なものに全集中する生き方・考え方です。
なので、本当に大事なものを選ばなければなりません。
そのためには、明確な目標・目的が必要ですし、自分自身のことをちゃんと知る必要があります。
著書にはそのための方法が具体的に書かれています。
エッセンシャル思考を身につけることで下記のような良いことが起こります。
- 質の高い仕事ができる
- 人生をコントロールしている
- 迷わない
- 流されない
- 日々を楽しんでいる
エッセンシャル思考で生きることによって、後悔なく生きることができます。
本当に大切なことを見極め、そこに最大限のエネルギーを注げば、後悔の入り込む余地がなくなるからです。
心に響いたフレーズ
本を読んで、響いたフレーズをいくつか紹介したいと思います。
「何もかもやらなくては」という考えかたをやめて、断ることを覚えたとき、本当に重要な仕事をやり遂げることができるのだ
あまりに多くのことに少しずつ手を出していたら、本質的なゴールに辿り着けない。努力の方向性がバラバラで成果が足し算されないからだ
厳しい基準を設ければ、必然的に、大多数の選択肢を容赦なく却下することになる。完璧な選択肢が現れることを信じて、かなり良い選択肢を切り捨てるのだ
本を読んでの気づきや影響を受けたこと
本を読んで私自身の気づきやどのような影響を受けたか書き記したいと思います。
自分自身がエッセンシャル思考でないということ
まず自分自身がエッセンシャル思考でないことに気づきました。
私は現在、本業に加えて、WEBライティング、ブログ作成、資格の勉強、日本史の勉強と多岐にわたり手を出しています。そのせいで1ミリずつしか進めてないのではないかと思えてきました。選択と集中をし、飛びぬけたエネルギーを一つに集中すべきし。
色々なことに手を出しすぎ
選択肢を広げるという名目で多くのことに手を出すのはやめようと思いました。
すべてが中途半端になってしまいます。しっかり自分の力で選ぶことが大事。
取捨選択について
何かを選ぶ、取捨選択をするためには自分が何を大事にしているかを知っていることが大事だと思いました。
90点ルール
自分の定めた目標や目的を達成するために、90点以上と判断したものだけをやりましょうという考え方です。
上位10%にだけイエスと言うことで瑣末な選択肢を切り捨てることができます。
ルールを設けることで、曖昧な判断や感情に流されることもなくなります。
人生の本質目標を決める
エッセンシャル思考で一番大事な部分かもしれません。具体的で、魅力的で、測定可能な目標を立てましょう。
そのためには、自分の価値観をしっかり把握することが大事です。
バッファを取る
未来は予測できません。だからあらゆる想定をしておいた方がいいという考え方です。不測の事態に備えることが、いざという時に慌てずに済む最善の方法ですし、目的地へたどり着く可能性を高めてくれると思います。
小さな成功体験を積み重ねる
小さな目標、小さな成功体験を積み重ねることは大切です。
小さな成功体験を多く積むことで、前に進んでいるという実感を得ることができます。
それがモチベーションに繋がり、やがて大きな到達点へ導いてくれると思います。
「今、ここ」を生きる
最高の力を発揮するためには、「今、ここ」に集中しなければなりません。
つまりマインド・フルネスが大事ということですね。
「今、ここ」に集中して最大限のパフォーマンスを発揮していきましょう。
何を実践していくか
自己啓発本は読んで終わりでは勿体ないです。
読んだうえで自分の人生にどう落とし込むか、何を実践するかが大事だと思います。
私はこの本を読んで次のことを実践していきたいと思います。
常にベスト選ぶよう心掛ける
この本を読んで「選ぶ」ということはとても重要なことだと思いました。
人生は選択の連続です。
言い方を変えると選んだものの積み重ねが人生となります。
なので、今後は「選ぶ」と言うことを常に意識して生きていきたいと思います。
自分の価値観の洗い出し
何を選ぶべばよいか、それには明確な基準が必要となります。
自分の明確な基準を知るためには、自己分析が必要です。
なので、価値観マップを作成したり、自己分析をしていきたいと思います。
小さな目標をたくさん書き出す
本に書いてありましたが、人間のモチベーションに対してもっとも効果的なのは「前に進んでいる」という感覚だそうです。
なので小さな目標を、たくさん達成していくのが良いです。
私はまず小さな目標を30個書き出したいと思います。
ちなみに目標は具体的な方がよいです。
なぜなら後追いできるからです。
そしてそれをプリントアウトし見えるところに置き、日々進捗を追いかけていきたいです。
まとめ
エッセンシャル思考は、仕事やプライベートに大きく影響を与える考え方だと思いました。
あれもこれもやらず、自分の本当に大事なことに注力する。
そうすることによって自分の叶えたい夢や目標に近づくのだと思いました。
「より少なく、しかしより良く」
これを肝に銘じ、今後生きていきたいと思います。